こんにちは!統合失調症などで、病気の治癒を少しでも願っている天北竹みのるる尾です。
今回は薬師如来について分かりやすく解説します。
日常生活で体調を崩したときや、心身の不調・悩みに直面したとき、「仏様にすがりたい」と思ったことはありませんか?
そんなときに私たちの心と体に寄り添い、現世利益を与えてくださるのが「薬師如来(やくしにょらい)」です。
薬師如来は、人々を苦しみから救うために「12の大願(十二大願)」という温かい誓いを立てました。
さらに、薬師如来の周囲には「十二神将」と呼ばれる頼もしい護衛がおり、私たちの生まれ年である「十二支(干支)」とも深い結びつきを持っています。
この記事では、薬師如来の12の大願の意味から、十二神将・十二支(干支)との関係、守り本尊としての特徴までを初心者にも分かりやすく解説します。
読み終える頃には、薬師如来への参拝がより深く味わい深いものになるはずです。
- 薬師如来(薬師瑠璃光如来)の基本と阿弥陀如来との違い
- 薬師如来が立てた「12の大願(十二大願)」の分かりやすい意味
- 薬師如来を守る「十二神将」と「十二支(干支)」の対応関係
- 辰年・巳年の守り本尊としての薬師如来のご利益とご真言
薬師如来(薬師瑠璃光如来)とは?現世利益をもたらすお薬の仏様
薬師如来は、正式名称を「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」とお呼びします。
東方浄瑠璃世界(とうほうじょうるりせかい)という清らかな世界の教主であり、人々の病気を治し、衣食住を満たす仏様として親しまれています。
薬師如来の特徴と手に持つ「薬壺(やっこ)」の意味
薬師如来の姿を拝見する際、最も大きな特徴となるのが左手に持っている「薬壺(やっこ)」です。
この薬壺には、あらゆる病を癒す万能の霊薬が入っているとされています。
現代で言えば「心の処方箋」や「身体の治癒力を高める恵み」を象徴しており、病気平癒を祈る人々にとって大きな希望の印となっています。

阿弥陀如来との違いは「現世の救い」か「来世の救い」か
よく比較される「阿弥陀如来(あみだにょらい)」と薬師如来の最大の違いは、救いの対象となる「時間軸」にあります。
阿弥陀如来は、亡くなった後の世界(極楽浄土)へ導く「来世救済」の仏様です。
それに対して薬師如来は、今私たちが生きているこの世界での苦しみを取り除く「現世利益(げんぜりえき)」の仏様です。
薬師如来が立てた「12の大願(十二大願)」一覧と分かりやすい意味
薬師如来がまだ修行者(菩薩)だった頃、人々を救うために立てた12の誓いを「十二大願(じゅうにたいがん)」と呼びます。
ここでは、難解な仏教用語を現代の言葉に噛み砕いてご紹介します。
第1〜4願:身心を輝かせ正しい道へ導く誓い
- 第1願:光明照耀(こうみょうしょうよう)
自分の身体から放つ光で世界を照らし、すべての人々の身体を黄金のように輝かせる。 - 第2願:身徹琉璃(しんてつるり)
心身を清らかな瑠璃(ガラスや宝石)のように透明にし、人々の迷いを払い意志を強くする。 - 第3願:資財充足(しざいじゅうそく)
知恵をもって、人々の暮らしに必要な物資や財産を満たし、生活の困窮から救う。 - 第4願:安立大乗(あんりゅうだいじょう)
間違った考えを持つ者を、正しい悟りの道(大乗の教え)へと導き入れ安定させる。
第5〜8願:過ちや身体の不調・苦難から救う誓い
- 第5願:戒行清浄(かいぎょうしょうじょう)
道徳や戒律を守らせ、もし過ちや失敗を犯した者がいても、反省すれば清らかに戻す。 - 第6願:諸根具足(しょこんぐそく)
生まれつきの身体障害や五感の不調、病に苦しむ人の身体を健全にし、癒す。 - 第7願:身心安楽(しんしんあんらく)
身寄りや薬がなく、病気や貧困に苦しむ人の病を取り除き、心身ともに安らかにする。 - 第8願:転女成男(てんじょじょうなん)
差別や社会的な苦難に苦しむ女性を救い、あらゆる苦悩から解放して尊厳を与える。
第9〜12願:悪縁を断ち衣食住を満たす誓い
- 第9願:魔外脱離(まがいだつり)
間違った信仰や悪縁、邪悪な考えから人々を離れさせ、正しい道へ戻す。 - 第10願:解脱憂苦(げだつゆうく)
裁判や投獄、災難、刑罰などによって脅かされ、苦しむ人を恐怖から救い出す。 - 第11願:飽食安楽(ほうしょくあんらく)
飢えや渇きに苦しむ人に豊かな美味しい食べ物を与え、さらに真理の教えで満たす。 - 第12願:豊富衣件(ほうふいけん)
着るものがなくて困っている人に美しい衣服を与え、音楽や娯楽で心を豊かにする。

薬師如来と「十二神将」「十二支(干支)」の深い関係とは?
薬師如来を語る上で欠かせないのが、薬師如来を護衛する「十二神将(じゅうにしんしょう)」の存在です。
薬師如来の12の大願を守る最強の護衛「十二神将」
十二神将は、薬師如来の12の大願を成就させるために働く12名の強力な武神(夜叉)です。
各神将がそれぞれ7,000名、合計8万4,000名もの部下を率いて、薬師如来を信じる人々を24時間守護しているとされています。
つまり、薬師如来の温かい慈悲を実行部隊として現地で支えているのが十二神将なのです。
十二神将と十二支(干支)・方角の対応一覧表
後世の日本では、12という数に因んで「十二神将」と「十二支(干支)」、そして「時間帯や方角」が結びつけられるようになりました。
- 宮毘羅大将(くびらたいしょう):子(ネズミ)/ 北
- 伐折羅大将(ばざらたいしょう):丑(ウシ)/ 北東北
- 迷企羅大将(めきらたいしょう):寅(トラ)/ 東北東
- 安底羅大将(あんていらたいしょう):卯(ウサギ)/ 東
- 頞儞羅大将(あにらたいしょう):辰(タツ)/ 東南東
- 珊底羅大将(さんていらたいしょう):巳(ヘビ)/ 南南東
- 因達羅大将(いんだらたいしょう):午(ウマ)/ 南
- 波夷羅大将(はいらたいしょう):未(ヒツジ)/ 南南西
- 摩虎羅大将(まこらたいしょう):申(サル)/ 西南西
- 真達羅大将(しんだらたいしょう):酉(トリ)/ 西
- 招杜羅大将(しょうとらたいしょう):戌(イヌ)/ 西西北
- 毘羯羅大将(びがらたいしょう):亥(イノシシ)/ 北西北

守り本尊としての薬師如来|干支(辰年・巳年)との関係とご利益
生まれ年によって決まる一生の守り神を「守り本尊(守護本尊)」と呼びます。
薬師如来が「辰(タツ)・巳(ヘビ)年」の守り本尊とされる理由
薬師如来は、一般的に「辰(タツ)年」および「巳(ヘビ)年」生まれの人の守り本尊とされています。
これは、薬師如来の脇侍である日光菩薩・月光菩薩や、十二神将との深い関わりに由来しています。
辰年・巳年生まれの方は、薬師如来とのご縁が特に深く、強固な守りを得られると言われています。
生まれ年に関わらず授かれる「病気平癒・身体健全」のご利益
もちろん、辰年・巳年生まれ以外の人であっても、薬師如来のご利益は平等に受け取ることができます。
薬師如来から授かれる主なご利益は以下の通りです。
- 病気平癒(無病息災):身体の病気やケガの治癒
- 心身安楽:ストレスや精神的苦痛の緩和
- 身体健全:健康維持、身体機能の回復
- 現世利益:衣食住の安定、生活の困窮からの救済

薬師如来にお参りする際のご真言と参拝の心構え
薬師如来にお参りする際は、心を落ち着かせて「ご真言(しんごん)」を唱えると、より深く波長を合わせることができます。
薬師如来のご真言(おん ころころ せんだり まとうぎ そわか)
ご真言とは、仏様の徳や教えが凝縮された秘密の言葉です。
「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」
(意味の例:薬壺の薬よ、病を癒やし給え。聖なる光よ、至高の徳よ、成就させ給え)
お寺の薬師堂の前で、手のひらを合わせ(合掌)、このご真言を3回または7回唱えると良いとされています。
十二神将や守り本尊を意識した正しい参拝法
参拝時は、ただ「病気を治してほしい」とお願いするだけでなく、日頃の健康への感謝を伝えることが大切です。
また、薬師如来だけでなく、周りにいる十二神将やご自身の干支を担当する神将にも意識を向け、「いつも守っていただきありがとうございます」と心の中で感謝を伝えると、より気持ちの伝わるお参りになります。

薬師如来・12の大願・十二神将に関するよくある質問(FAQ)
A1. 目的に応じてどちらにお参りしても問題ありません。現在生きている中での健康や生活の悩み、病気の回復を願う場合は薬師如来、亡くなった方のご供養や来世の安寧を願う場合は阿弥陀如来へお参りするのが一般的です。
A2. いいえ、全く問題ありません。薬師如来の12の大願は、生まれ年に関わらずすべての生きとし生けるものを救うための誓いです。どなたでも安心してお参りしてください。
A3. 自分の干支の神将を中心にお参りしても良いですが、十二神将は薬師如来を中心にチームとして人々を守っています。まずは薬師如来にお参りし、その後にご自身の守護神将へお礼を伝えるのが丁寧な参拝方法です。
まとめ:12の大願と十二神将に守られた薬師如来の温かい慈悲
薬師如来の「12の大願」は、私たちが生きる上で抱える健康、貧困、心身の苦しみを丸ごと受け止め、救い出そうとする深い慈悲の表れです。
また、その誓いを取り囲む「十二神将」や「十二支(干支)」の守りも、私たちが日々安心して暮らせるように寄り添ってくれています。
体調に不安があるときや、心が疲れてしまったときは、ぜひ薬師如来の祀られているお寺へ足を運び、ご真言を唱えてみてください。
- 薬師如来は現世の病や苦しみを救う「現世利益」の仏様
- 12の大願は心身の健康から衣食住の充足まで生活全般をカバーする誓い
- 十二神将が十二支(干支)や時間を守護し、薬師如来の願いを実行している
- ご真言「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」を唱えて感謝のお参りをしよう
皆様の健康と幸せが少しでも叶いますように、心よりお祈りしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。












